離職期間は何をしていたのですか?
えー。それは…えっと…
「離職期間は何をしていたのですか」という質問は、職歴にブランクがある方には必ず聞かれる質問です。
そしてこの質問は、回答の内容によっては面接の合否を決める重要な質問になります。
事前に用意をしておきましょう!
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「離職期間は何をしていたのですか?」はなぜ聞かれるのか?2つの質問意図がある
そもそもなぜ面接で「離職期間は何をしていたのですか」という質問を企業がするのでしょうか?
質問の意図がわかればその質問に対する回答も作りやすくなりますね。
まずは「面接官目線」から面接でこの質問をする意図を2つ紹介します。
- 質問の意図①:自己管理能力と時間利用のスキルを確認している
- 質問の意図②:離職理由と再就職への準備度を確認している
質問の意図①: 自己管理能力と時間利用のスキルを確認している
面接官は、面接者の仕事の間隙をどのように利用し、自己改善に時間を使ったかを知りたいと思っています。これは、候補者の自己管理能力、自己教育のモチベーション、時間管理スキル、および自己駆動性を評価するのに役立ちます。特に新しいスキルを学んだり、ボランティア活動を行ったり、業界に関連するイベントに参加したりしていた場合、これは候補者が積極的に自己成長に取り組んでいる証拠となります。
質問の意図②:離職理由と再就職への準備度を確認している
離職期間に何をしていたかにより、候補者が前の仕事を辞めた理由や、新たな仕事を開始するための準備が整っているかどうかの手がかりを得ることができます。たとえば、候補者が家族の問題や健康問題を解決するための時間を必要としていた場合、それらの問題が再び出てきて仕事に影響を及ぼす可能性があるかどうかを評価することが重要です。あるいは、候補者が自己啓発やスキルアップのために時間を利用していた場合、新しい職場での成功に向けてどれだけ準備が整っているかを評価することができます。
ポイント
- 自己管理能力と時間利用のスキルを確認している
- 離職理由と再就職への準備度を確認している
「離職期間は何をしていたのですか?」 の作り方とポイント
「離職期間は何をしていたのですか?」に対する返答を作る場合の「作り方とポイント」をお伝えします。
次の二つを踏まえて作ることが大切です。
- 応答ポイント①:生産的な活動を強調する
- 応答ポイント②:ネガティブな状況をポジティブに言い換えする
応答ポイント①:生産的な活動を強調する
離職期間中に行った生産的な活動を強調しましょう。
新しいスキルを習得したり、ボランティア活動を行ったり、業界に関連するイベントやセミナーに参加したりした場合、それらの活動を強調することでプラスの印象を与えることができます。
新しい職場で成功するための準備をしているというイメージを受けます
応答ポイント②:ネガティブな状況をポジティブに言い換えする
離職していた理由が個人的な問題(例えば、健康問題、家族問題など)だった場合、その経験から何を学んだか、それがあなたをどのように成長させたかを言語化しましょう。
問題を解決する対応力を示すことで、「困難に直面しても大丈夫な人だ」という良い印象を受けます
ポイント
- 生産的な活動を強調する
- ネガティブな状況をポジティブに言い換えする
内定者の例文を全て大公開! 「離職期間は何をしていたのですか?」の例文
それでは実際に「離職期間は何をしていたのですか?」という質問に対する回答例を紹介します。
資格取得・スキルアップの為の勉強をしていた
[代表例]
求職活動をしながら、離職票中の今でしかできないことを、と思い、ある資格をとりました。国家資格の調剤薬局事務士です。これからは医療だと思い、それに付随する薬と薬局に関する資格です。今や薬局ではコンピューターですぐにレセプトは出せるんでしょうが、薬価を初め、薬に関することや、薬局の、例えば時間外の割増料金など、薬と薬局に関するあらゆることを学び、国家試験で合格したことは私の大きな財産となりました。
「資格取得・スキルアップの為の勉強をしていた」その他 例文一覧
転職活動をしていた
[代表例]
離職中は資格取得や転職活動に力を入れていました。転職活動においては積極的に案件に応募し、週5日ほど面接を受けていました。また、ハローワークやエージェントサービスなどにも相談し、職務経歴書の添削をして頂くことでブラッシュアップに努めました。積極的に動いたことで内定を3件ほど頂くことが出来、自分自身の自信に繋がりました。
子育て・家事
[代表例]
勤めていた飲食店が閉店して突然無職になったんです。内部の方が会計上で粉飾をしていたようで夜逃げ同然で飛んでしまって、朝出勤したらそのまま解雇になりました。結婚をして子供がいるんですが丁度そのころ奥さんが仕事を始めたということもあって、仕事に慣れるまで大変だろうと思いしばらくの間、自分が主夫という形で家の事を見ながら急がず仕事を探すことにしました。家庭にいた時間で新たな気づきもあったので今までの仕事への取組み方よりも広い視野で励めると思いました。
親族の介護
[代表例]
離職期間中は祖母宅に通い、祖母の生活支援を行っておりました。具体的には、買い物や掃除、食事の準備、通院の送迎と付き添いを行っておりました。祖母宅への通いと生活支援が1年半続いた後、入院することとなりそのまま他界致しました。祖母の他界から三月も経たないうちに実父が要介護3の状態となり、介護生活を行っております。祖母の生活支援、実父の介護を通し、話を聞くことの大切さに改めて気づかされ、今も日々実践しております。御社での業務に際しましても『聞く力』を発揮し、大いに役立てたいと思っています。
充電期間・体調を整えていた
[代表例]
離職中は何をしたいのか自分で答えを出すための充電期間としていました。沢山の訪れた事の無い土地に日帰りで探索に行ったり図書館に通い詰めていました。ひと昔的に言うなら自分探しに近い毎日でした。兎に角好きな事ややりたい事がわからなかったので自分自身にひたすら向き合う毎日を過ごしていました。誰とも会わずに心の声に耳を傾けていました。
趣味・リフレッシュしていた
[代表例]
心身ともに衰弱して離職したので、すぐに転職活動に入らずに、メンタル中心のリカバリーに努めました。少ない退職金を元手に国内を一人旅をしてリフレッシュしました。前職では毎日遅くまで残業が続き、休日出勤もありましたので、とことん仕事が離れるために旅や遊びを満喫しました。
運動・体力づくりをしていた
[代表例]
離職期間は、スポーツジムに通っていました。私は今まで運動をしてこず、前職でも腰痛に悩まやれたり、疲れやすく感じていました。しっかり働くためにはまず身体作りと思い適度な運動をし体力がつくよう週4日通いました。やはり運動をしていると腰痛も改善され、身体も軽く感じることが増えたので、これからも無理のない範囲で続けて行けたらなと思います。
副業・アルバイト・家業の手伝い
[代表例]
会社を退職し離職していた時期が稲刈りの時期だったので、実家の稲刈りの手伝いをしていました。私の実家は米農家で秋の時期になるとかなり忙しくなります。普段は不規則な仕事をしていたので、なかなかお手伝う事が出来なかったが久しぶりに祖父母のお手伝いをする事ができました。久しぶりにした農業はかなり大変でした。
病気の治療をしていた
[代表例]
在職中にうつ病になったため、心を休める期間が必要でした。離職中は余計なことは考えずに見たかったDVDを見たりゲームをしたり、自然に触れたくて田舎に一人旅をしました。3ヶ月後、元気になってからようやく再就職先を探し始めましたが、焦らずゆっくりと探すようにしていました。またうつ病が再発しないように心のゆとりを持って過ごすよう心がけました。
部屋の片付け・断捨離をしていた
[代表例]
前職中に過去の自分が出来なかった、断捨離を徹底的に実施しました。今まで積み重ねたキャリアは大切にしながら、余計な部分をそぎ落として、新たなキャリアを身に着けるための余裕を作っておきたかったからです。物理的な余裕は、比較的容易に廃棄処分できますが、精神的な余裕は、こういう機会にしかできないと考え、新たなチャレンジの覚悟を持つことができました。
留学をしていた
[代表例]
英語を日本ではなく、海外で学ぶためにイギリスに短期留学していました。半年間ではありましたが、語学学校にいた日本以外の国籍を持つ友人がたくさんできました。その友人を通じてイギリスだけではなく、さまざまな国の文化に触れることができました。一番印象づいたことは、英語は会話をするための道具だということです。日本の英語教育には、修正すべき点があることに気付かされました。
夢を追いかけていた
[代表例]
離職中はストリートライブをしていました。例えばプロのミュージシャンがコンサートを終えた後のお客さんの前で歌をうたって集客や営業をしていました。あとは楽器屋を回って店員さんの接客やどういうスキルがこの業界では必要なのかなどを見て回っていました。あとは自宅でできるレコーディングシステムを購入し勉強していました。
離職期間は何をしていたのですか?まとめ
転職活動中に「離職期間は何をしていたのですか?」と尋ねられた場合、その回答はあなたの可能性をアピールする絶好の機会です。この記事で紹介した100の例文は、自己開発に専念することで離職期間を価値ある時間に変えるための具体的なヒントを提供してくれます。離職期間を活用して新たなスキルを習得し、自己啓発を行ったという経験は、面接官に対して自己成長への意欲や適応力を証明する強力な証拠となるでしょう。あなたの離職期間があなたの強みとなり、成功への道を切り開く一歩となることを願っています。