先日、このような悩みが送られてきました。
都内の中小企業で2年間経理事務をしているものです。専門学校で簿記を学んだ経験から事務職に就きましたが毎日同じような仕事に辛さを感じています。2年目からは同じ業務の繰り返し。同オフィス内で働いている営業マンたちが生き生きと外出している姿を見て羨ましく思う日々です。そこで一度営業をしてみたいと思うようになってきました。しかし全くの畑違いで人と喋るのが得意ではないため躊躇しています。何か背中を押してくれるようなアドバイスをいただけないでしょうか。
このような悩みを持っている方は非常に多いのではないでしょうか?
この記事は事務職の営業職に転職する際に知っておくべきことを私の体験談を踏まえてお話しします。
事務職から営業職への転職状況
営業職への転職はしやすい傾向
ハローワーク情報サイト〜ハロワのいろは〜が独自に集計した
2022年6月の「職業別の有効求人倍率」では
営業が1.87倍に対して、会計事務が0.58倍、一般事務はそれよりも低い0.29倍であることがわかっています。
つまり事務職よりも営業の方が内定を取りやすい状況にあるといえます。
有効求人倍率の見方
有効求人倍率=企業がハローワークで募集する仕事の数=働きたい人の数
・1よりも大きくなると求人数が働きたい人よりも多く、面接者から見ればライバルが少ない状況といえます。
・1よりも小さくなると求人数よりも働きたい人の数が多くなるためライバルが多く内定を取りづらい状況です。
事務職から営業職は強みになる
事務の経験は営業に生かすことができます。
経理事務では会社のお金の流れをある程度把握できているはずです。
利益率やコスト面において常に考えることができる営業は強いです。
また一般事務であってもその気配りやオフィス内での立ち振る舞いを知っていると知らないとでは営業のやりやすさも変わってきます。
ここが良かった!事務所から営業職に転職して良かったこと
外回りができるので時間が過ぎる感覚が圧倒的に早い
これは良いところでもあり、人によっては良くないところでもあるんですが…
事務職で就業してる時に比べて体感時間は圧倒的に早いです。
というのも外回りでは移動時間がほとんどで担当によっては電話も頻繁にかかってきます。
あっという間に1日が過ぎることも多いので仕事に追われてつい残業ということもあり得ます。
効率的に働くことを意識しなければ自分自身のプライベートの時間も削ってしまう可能性があります。
社内のギスギスした雰囲気から解放
事務経験者わかると思いますが、オフィスにはどこに行っても御局(おつぼね)がいますね(笑)
事務職だと週5日8時間以上顔を合わせなければいけなく、事務職の退職理由のほとんどが人間関係です。
その点、営業は1日の半分以上は外にいることも多いので社内のギスギスした人間関係からは解放されます。
ある程度自分でスケジュール管理ができる
入社数年は同行営業があり難しいですが
営業職は基本的にスケジュールは自分次第で決めることができます。(というよりもお客様次第と言う方が正しいかもしれませんが)
外回りの時間や昼休み、休憩時間はある程度決めることができるので
良くも悪くも「サボろうと思えばサボれる」環境でもあります。
営業の辛いところも知っておこう。転職をしてしんどかったこと
転職して良かった点もあげましたがもちろんその分辛い点も多々あります。
事前に把握しておくことで対策もできるのでぜひご覧ください。
社内と社外両方の人間関係を築く必要
事務職であれば社内の人間だけに気を遣っていればよかったですが営業はそうはいきません。
社内の部署に加え、お客様との関係構築をしなければなりません。
ときにはお客様から無理難題を言われ、社内の人間との板挟みになることもあります。
営業職は一般的に「何でも屋」になる職種ですのである程度は覚悟が必要です。
休みやプライベートの時間が少なくなる
会社にもよりますが基本的には「お客様ありき」で働く職種です。
土曜日、日曜日が公休だとしても現場の仕事が入ったり、古い会社だと接待ゴルフなどもいまだに存在します。
働き方改革が進んでいるので以前ほどのブラック企業はなくなりつつありますが
事務職よりかはプライベートの時間がなくなるというのが現実です。
数字を残す・前の担当者と比べられることのプレッシャー
営業マンになるとノルマがあるないにかかわらず必ず数字がついて回ります。
同期と比べられたり、前の担当者の成績と比べられたり
それがグラフとして目に見える形で提示されます。
他人と比べられることを楽しむといったマインドを持つことが大切です。
営業職から学んだこと
真面目な人より不真面目な部分を持っている人が長続きする
どんな職種でも言えるかと思いますがものすごく真面目な人よりも、少し抜けた不真面目な人の方が営業としては長続きする人が多いです。
私はこだわる性格なので資料作り1つとっても完璧を求めてしまうことが多く苦労しました。
またお客様という意識が強く上手にコミニケーションが取れないこともありました。
ときには少しくだけた言葉遣いなどで距離を縮めることも必要であることを学びました。
メンタル強くなった
営業の仕事は人前で話すことが多いです。苦にしない性格の人は良いですが、私自身目立つのが苦手なタイプだったので大変苦労しました。
しかしながらその経験が生きて今では少しのことではひるまないような人間になりました。
志望動機や前職の退職理由は?
退職理由
まずは必ず聞かれる「退職理由」の例文をまとめてみました。
新しいことにチャレンジしたいを軸にする
前職とは全く異なる業界でも試してみたい
前職では多くのことを学び得ることができました。コミュニケーションスキルやお客様への真摯なご対応は業界が変わっても必要だと常に感じております。なので、その能力を前職とは全く異なる業界でも試してみたいと思い、また今まで経験できなかった新しいことにも積極的にチャレンジできるとも思い、この度転職を決意しました。1回切りの人生なので最大限にチャレンジしたいと思います。
その他の新たにゼロから挑戦したいの退職理由はこちらです。
志望動機
営業職全般
まず第一に、私は人と会話したり密にコミュニケーションを取ることが子どものころから好き、そして得意なことが挙げられます。営業という職種は、なによりも商品やサービスの良さをコミュニケーションを通じてお客様に知ってもらうことだと考えておりますので、私の性格、そして強みを存分に活かせるのではないかと思い、志望いたしました。また第二に、営業という仕事は決してAIに奪われないものだと思っています。そのような将来性のある職種であるという点も、志望した理由です。
保険関係の営業
私が貴社を志望する理由は、お客様の生活に寄り添った保険を提案することで安心した暮らしを送る手助けとなりたいと考えたからです。私自身も保険に加入しております。保険について知識がなかったころ、担当の方が非常に丁寧なご説明をしてくださいました。今の生活や人生設計をお話し、私に合った保険を提案していただきました。自分自身に保険の知識が少ないことに気づき、保険やお金について学んでまいりました。その後ファイナンシャルプランナーの資格を取得しました。保険は安心のために入るものだと思っており、人それぞれ必要な保険は異なります。お客様の生活やライフプランに合った保険を提案し、将来の不安が少しでも減るようにお手伝いしたいと考え志望いたしました。
食品会社の営業
私は昔から食べることが大好きです。悲しいことや辛いことがあった時も、食事をすることで力が湧いてくる経験を何度もしました。世の中には多く食べ物がありますが、私自身が本当に美味しいと思うことができるものを提供することでより多くの人に食事を楽しんでもらいたいと考え、志望しました。既存の商品を販売するのではなく、お客様のプライベート商品の開発営業をしている貴社では、より自分自身が本当に美味しいと感じるものを提唱することができると考えております。
証券会社の営業
日本では敬遠されがちな証券会社ですが、銀行の様な間接金融は経済の回し方としてあまり良好な手段だと私は考えておりません。したがって、私は最初から銀行を志望しておりません。株式や債券などの流動資産で経済を活性化させる証券会社に魅力を強く感じました。また、貴社は業界最大手の実績です。私は何かをやるからには一番が良いと考えています。何故ならそれだけ名が世間で知られていれば、考え方等に訴求力があるからです。あと、単純に一番が好きだからです。
銀行の営業
営業職として経験を積むとともに、様々な企業に情報提供することで企業活動を活性化させることに繋げていきたい。またゆくゆくは、ビジネスマッチングなどの業務にも挑戦し、企業と企業の相互発展に繋がり、新規ビジネスにつながるような役割になりたいと考えています。私は日本企業の世界的ポジションとポテンシャルに大きな可能性を感じており、今後社会の変化に伴い、世界的競争が活発になると考えています。技術力、革新力のある日本企業のより大きな発展を支えていけるような役割になりたいと思い、志望します。
製造業の営業
日本が世界に誇れるものは何か、と考えた時に私は日本はものづくりが非常に優秀であると考えたました。どの国よりも品質が良く精密なものを扱っている国であると感じています。その中で御社の製作をする特注機械の技術に感銘し、私も微力ながらお役に立ちたいと思いました。私はこれまでの経験から技術型の人間ではなく、それを販売することにたけているという自負がありますので、この技術の売り込みをぜひともやってみたいと考え志望させて頂きました。
商社の営業
色々や商材を取り扱うことから選択肢が生まれ、よりお客様に喜んで頂ける営業ができて、さらにやりがいも感じられると思ったので。また商社ということもあり、色々な仕入れ先、取引先と関わることができ、横のつながりで仕事ができることにやりがいや楽しさを感じられそうだと思ったので。顧客も多岐に渡ることから業界、業種に絞った営業ではなくたくさんの顧客にアプローチできそこに楽しさや自己成長ができそうだと思い志望いたしました。
広告の営業
貴社を志望した一番の理由は大学で勉強した中国語と留学経験が活かせると思ったからです。私は大学時代に1年間中国へ留学したことがあり、日常生活に支障がない語学力はもちろんですが、異国の文化を受け入れ、外国人の方々とうまく生活していける柔軟性や忍耐も身に着けることができました。外国の方々と接することも多かったので、多様な価値観を受け入れる受容性も高まったことを実感しています。これらの経験を貴社でも活かし、海外の方とうまく繋がりながら仕事を成し遂げていきたいと思っています。
営業職全般
私は製造業というモノづくりに興味があり、原料の受け入れから製品の納品まで一連の知識を習得していくとともに、現場での安全衛生管理やチームワークの重要性に着眼して作業改善やコスト削減など、より安全に作業できる環境やどのように改善すれば作業の効率化が図れるのか、人間はミスをする生き物であるためそのリスクを如何にして減らすことができるのかを自分から積極的に見つけるために常に視野を広く持って作業に取り組むことを意識して、先ずは下積みの作業からコツコツと取り組んでいき、上司や同僚とのコミュニケーションを積極的にとれる人間関係を構築してから一つ一つの短期目標を設定して仕事に取り組んでいきたいと思っております。
その他の営業の志望動機はこちらです。
営業職に好かれる長所
営業職で好かれる長所
努力を継続できる・我慢強い
長所は何事に対しても努力を惜しまないことです。前職での入社当初は、販売目標にも届くことができずにいました。そこで空いた時間や居残りをして対策をした結果、店舗と個人の販売目標を達成することができました。中々、目標達成ができない時期も続きましたが、諦めず努力することが私の強みです。これからも、私の強みを活かして貴社の力になれるよう頑張っていきます。
その他の努力を継続できる・我慢強いの長所例文はこちらです。
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迷う時間があればまずは行動しましょう。